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『トピックス』 |
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研究会名称変更について |
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中材業務及び感染対策研究会
会長 土井英史 |
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皆様こんにちは。日頃は研究会にご参加いただきまして誠にありがとうございます。役員を代表いたしまして皆様へ心よりお礼申し上げます。 さて、既に皆様もご存知のとおり2012年度研究会総会におきまして会員の皆様にご承諾を得まして、第127回(2013年6月15日)研究会から新名称である『中材業務及び感染対策研究会』を使用させていただいております。 この名称変更の背景ですが、従来のプログラムより既に滅菌を中心とした“滅菌供給業務”だけでなく、プログラムの半分は毎回“感染対策”を捉えていたことや、何よりも初めてこの研究会の名称を聞かれた方々が、この研究会は“何を捉えて行っている研究会なのか?”が分かりやすいように、さらに、感染対策を日夜業務として実施している方々にも、広く滅菌供給業務のこともご理解いただきたい為に“コラボレーション”の意味を込めまして名称を変更させていただきました。 研究会発足以来使用しておりました名称には発足当時の諸先輩の方々の思いや、また、この名称を長年使用してきました役員、ならびに、何よりも参加される皆様方には大変なじみのある名称であり、変更することは大変心苦しいのですが、時の流れに応じた建設的な名称変更により、さらなる研究会発展に寄与したいと思っておりますので何卒ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 それでは今後とも引き続き研究会をご愛好いただきまして、ご指導、ご協力賜りますと幸甚です。 |
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展示スタンプラリー スタンプラリー開催のお知らせ |
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当研究会では、参加者の方々が様々な情報を広く得られるように、平成24年6月の研究会から、『展示ブース スタンプラリー』をはじめました。研究会の休憩時間を活用して、展示企業の90%以上を訪問していただくと、研究会終了時に抽選で素敵な景品が当たります。 参加者の皆さまからは、これまであまり行かなかった企業やメーカーの情報を知る機会となること、そして企業やメーカーの皆さまからもたくさんの参加者が来て頂ける、と大変好評を得ております。
新しい製品の発売や最新の感染対策に関する情報を知る機会となります。ぜひ、研究会、スタンプラリーにご参加下さい。 |
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難聴者の方からご要望のあった「要約筆記」の設置について |
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「中材業務研究会を受講して」 |
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国立療養所 長島愛生園
中央材料室 看護助手 森 俊己 |
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私は重度難聴者です。縁あって2年前から中材業務に関わることとなり数回にわたり大阪での研究会を受講していました。ですが、悲しいかな私の耳では話の内容を捉える事は出来ず、配布された資料とパワーポイントが私の情報の全てでした。それでも仲間にも支えられ随分と勉強になっていました。今までは難聴を隠しての、いわば「お忍び」の参加でしたが、何を思ったか?「表から行く」と、無理を承知で研究会の土井先生をはじめ、所在の自治体また支援団体にアクセスしてみました。 ほぼ「ダメもと」の依頼と私のなかでは思っていました。 皆さんにとっては耳慣れない言葉ですが「要約筆記」という情報保障の手段の設置を研究会にお願いしたところ、「中材業務研究会」という場に要約筆記の設置の了解を得る事が出来ました。 土井先生をはじめ研究会の皆さんの英断に深く感謝しています。
「要約筆記者」とは手話を理解しない(実は聴覚障害者のうち85%は手話を理解できません)聴覚障害者のために話を書いて伝える、また難聴者の人権を擁護するという側面も持った専門性を持った人のことです。私は2年という未だ経験の浅いものですが、この業務は工夫次第で難聴者であっても工夫次第で就労が出来るという確信を持つに至っています。また、私以外の難聴者にも職域を広げる事は可能だとの思いもあります。 ただ、私たち難聴者側もただ周囲に甘えるのでなく、自らの工夫と研修は必要です。その中で、「どうしても出来ない事」というのは出てきます。その一つに研修の場での情報の獲得。これは今回の「要約筆記」また人によっては「手話」という情報獲得の手段を活用することで補完する事は可能です。 またWD、AC等の機器の異常警報、終了のブザーが分からないなどなど。だけど、これにブザーと連動して例えばパトライトが光るなら分かる事になります。 (一般の工場の機器では連動しているのが普通)また、払い出し等の情報伝達も緊急での電話は出来ませんが、伝票、IT機器を利用したデータでの伝達など手書きより正確に伝える手段をとることで間違いのない物品、数量の提供が可能になるのではないか?と思っています。 こういった工夫は聞こえる人にとっても誰にとっても分かりやすい、より正確な情報獲得方法ではないかと思うのです。
WHO推計によれば、総人口の5%は聞こえに不自由を感じているとの統計があります。そして、この社会は多くの場合、音声言語を持って意志の疎通、情報の交換をしています。医学モデルでは私たちは「耳が悪い」だけですが、情報が獲得できない、し難いというのは目に見えない「社会的障壁」として大きな段差となっています。難聴の障害は目に見えません、したがってその「段差」も見えにくいものになっています。このような中で「要約筆記」は私たちにとって車いすにおけるスロープのような役目を果たしています。
難聴者は、これからも存在し続けます。私の後輩の難聴者に「中材業務」という職域を開く事は、皆さんのほんの少しの配慮と支援があれば可能との確信を持つに至っています。持てる能力を埋もれさせるのは、お互いにとって不幸なことです。
どうか、よろしくお願いします。 |
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