洗浄とは、再処理対象の医療器具から全ての目に見える汚れ、目に見えない汚れ、その他の異物を取り除くことです。セントラルサービス部門において洗浄は重要な工程の一つです。最良の洗浄をするためには洗浄剤の特徴や洗浄方法、再生処理器材の材質や形などを理解した上で科学的に実施されることが求められます。 洗浄剤は、「アルカリ性・中性酵素系・酸性洗浄剤について」「洗浄剤に含まれる成分の理解」、洗浄方法は、「用手洗浄・浸漬洗浄・超音波洗浄・ウオッシャーデスインフェクター」について理解をしておくことが必要となります。 洗浄ではその行為だけでなく洗浄の評価も重要です。洗浄の「検証確認と質管理」を実施することにより、洗浄プロセスの問題の特定や早期解決に繋がります。「検証確認と質管理」を各施設で実施していくことが患者様へ質の高い安全な医療器具を提供することに繋がります。 |